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経験豊富な通関士が、お客様の大切な商品の通関業務の代行やサポートをいたします。
当社は60年以上にわたる歴史があり、税関からも厚い信頼を得ています。

相広物流は日本通関業連合会のメンバーです(横浜通関業会所属)。

通関とは?

輸出入をする場合に必要な手続きです。輸出入をしようとする貨物の品名、数量、価格などを税関に申告し、必要な検査を経て、輸出入の許可を得ることを言います。輸入において、消費税に加えて関税などの税金が発生する場合は、輸入者はこれら税金の納付を行います。

 

●具体的な内容
 ・税関への輸出入の申告代理
 ・税関官署に対して、不服・意義がある場合に代理で申し立て
 ・税関検査への立会

 

●通関の一般的な流れ

 【輸出】

輸出しようとする貨物を保税地域に搬入 → 輸出申告 → 必要な検査 → 税関の許可 → 外国へ輸出可能 

 【輸入】

輸入しようとする貨物が保税地域に搬入 → 輸入申告 → 必要な検査 → 関税など必要な税金の納付 → 税関の許可 →本邦へ引取り可能

※食品や植物、畜産品、医薬品のほか、国際的な条約で定められた品目(ワシントン条約や国際安全保障条約など)や、国内産業保護のために定められた品目(にしん、ほたてなどの輸入割当品目)などは、「他法令」と呼ばれ、確認事項が多いため注意が必要です。また、各種減免税を受けようとする場合も、必要情報や書類を揃えて、事前に確認をすることが重要です。

必要書類

通関の際に必要となる書類の一覧です。
各書類のサンプルはこちら(準備中)です。クリックして内容をご確認ください。

【輸出】
・仕入書 (INV: Commercial Invoice)
・梱包明細書 (PL: Packing List)
・船積依頼書 (SI: Shipping Instruction)
・商品説明 (写真、カタログ、サンプルなど)
 

【輸入】
・仕入書 (INV: Commercial Invoice)
・梱包明細書 (PL: Packing List)
・船荷証券 (BL: Bill of Lading) or 航空貨物運送状 (AWB: Air Waybill)
・貨物到着案内状 (AN: Arrival Notice)
・保険料明細書  *海上保険をかけている場合
・原産地証明書 (CO: Certificate of Origin) *EPA / FTA により減免税を受ける場合。詳細は下記参照
・商品説明 (写真、カタログ、サンプルなど)

 

上記以外にも、貨物によっては追加で書類が必要です。
以下は代表的な例です。

区分 貨物の種類 追加で必要な書類 概要
輸出 危険品
  • MSDS (Materiar Safety Data Sheet: 化学物質等安全データシート)
  • 危険物明細書
  • 危険品事前連絡票

安全データシート(UN NUMBER等商品の詳細な情報が記載されている書類。

危険品を扱う際にCY やCFSに提出する書類。
危険品を扱う際にCY やCFSに提出する書類。

輸出 精密機械
  • 自己判定書

     
  • パラメーターシート
     

輸出貿易管理令等、武器や兵器等の開発、使用等に該当しないことを証明する自主判定書。

輸出貿易管理令等、武器や兵器等の開発、使用等に該当しないことを証明する 該非判定のためのチェックシート。

輸出 スクラップ関連
  • バーゼル非該当証明書
    → 弊社はバーゼル申請も代行いたします。
輸出予定貨物がバーゼル法に規定する特定有害廃棄物等に該当するか否かについて、日本環境衛生センター バーゼル法事業課に必要書類を送付して事前相談を受けた結果、特定有害廃棄物等に該当しない旨を証明する書類。
輸出 中古自動車
  • 輸出予定届出証明書
    (輸出抹消仮登録証明書)

車検登録を廃止し、輸出する予定である車であることを証明するための書類。陸運局にて入手します。通称「抹消登録」といいます。

輸出 オートパーツ
  • 解体証明書
     
ライセンスのある解体業者が発行し盗難車等からの解体部品でないことを証明する書類。
輸出 酒類
  • 免税付表
     
外国へ輸出する酒類に関して、酒税の免税を申請する際に必要となる書類。
輸入 化学品
  • MSDS (Materiar Safety Data Sheet:化学物質等安全データシート)
  • 化審法番号 (化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)

安全データシート(UN NUMBER等商品の詳細な情報が記載されている書類。

化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律、化学物質名簿に記載された化学物質に付けられている官報で公表された類別整理番号のことを指します。

輸入 食品
  • 製造工程表

     
  • 成分表
     

商品がどのような工程を経て製造されているかをわかりやすく説明する工程表。

どのような成分が何%くらい入っているかをあらわした表であり全体で100%となります。

輸入

動物検疫関連
  • 衛生証明書 Health Certificate
輸出国政府機関が発行する公的書類。
輸入 植物検疫関連
  • 検疫合格証(現地)Phytosanitary Certificate
  • 消毒証明書

輸出国政府機関が発行する公的書類。

輸出国での消毒済みの証明書。

輸入 薬事法関連
  • 製造販売許可書
     
  • 製造販売用医薬品等輸入届書

各都道府県薬務主管課へ届出

関東信越厚生局又は近畿厚生局へ届出
 

輸入 自動車
  • 通関証明
車検登録の際必要となる書類。輸入許可後税関に申請をして発行する書類。
経済連携協定 (EPA / FTA)について

2022年2月現在

経済連携協定名

加盟国

原産地証明書 その他
2国間協定 タイ、シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、インドネシア、ブルネイ、フィリピン、スイス、ベトナム、インド、ペルー、オーストラリア、モンゴル、米国、英国 FORM JTEPA(タイの場合)  
ASEAN
(日本アセアン包括的経済連携協定)
タイ、シンガポール、 ベトナム、ラオス、カンボジア、ミヤンマー、ブル ネイ、マレーシア、フィリピン FORM AJ  
日EU EU ・所定の様式無し
・輸出者・生産者・輸入者のいずれかが原産品申告書を作成可能
・輸入者の代理で通関業者が作成可能
英国離脱
TPP
(環太平洋パートナーシップ協定)
オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナム ・所定の様式無し          ・輸出者・生産者・輸入者のいずれかが原産品申告書を作成可能
・輸入者の代理で通関業者が作成可能
米国離脱       中国・台湾申請中   韓国申請予定
RCEP
(地域的包括的経済連携協定)
タイ、シンガポール、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド ・所定の様式あり(第3者発行の場合)
・輸出者・生産者・輸入者のいずれかが原産品申告書を作成可能
・輸入者の代理で通関業者が作成可能
2022年1月開始

経済連携協定
経済連携協定とは2国間、又は複数国間で経済連携協定(関税軽減や撤廃)を結び、幅広い経済関係の強化を目指して、貿易や投資の自由化・円滑化を進める協定です。

ONE POINT
原産地認定基準ルールはとても複雑な為同じ商品でも協定の種類により原産地認定ルールが異なる場合があります。同じ原産国でも複数の経済協定が使用できる可能性がありますので商品の特性や協定の特性をよく理解する必要があります。原産地証明書を発行しても実際の商品とHS CODEが異なる等適応が難しくなるケースもありますので注意が必要です。

詳しくは下記リンクを参照願います。

税関検査

輸出入ともに原則、申告後、税関検査を経て許可となります。税関検査は、社会悪物品の流入を阻止し、貿易の秩序を維持するとともに関税等の適正な徴収等を確保することを目的に行われます。

具体的には、以下のような検査があります。

 

・X線検査 …………………… 貨物を積載した車体ごと大型のX線検査装置の中に入り検査をうけます。

            陰影でINVで申告したもの以外の貨物(申告外貨物)がないか確認をします。

・開被検査 …………………… コンテナ/トラックから貨物を取り出し、現物を確認します。

            上記X線検査で陰影や異物が確認された場合に行うことが多いです。

・貨物確認検査 ……………… 税関の審査部門から連絡をうけて、税関の検査場に貨物を持ち込んで行うことが
             多いです。

・現場検査 ……………………… 重量物等、検査場に持ち込むことが困難な貨物である場合、

             税関が蔵置場所に出向き検査をします。

・別送品検査 ………………… 別送品の検査は指定の検査場に持ち込んで行います。

許可書について

許可書の見本

税関に輸出もしくは輸入申告後、許可となると、輸出許可通知書もしくは輸入許可通知書(通称:許可書)が発行されます。許可書には、申告貨物の品目番号や、申告価格、納税額などの情報が記載されています。

①申告種別
申告の種類を表します。
IC:輸入申告(申告納税)
IS:蔵入承認申請
BP:BP(許可前引取)承認申請
E :輸出申告      など。

②区分
 税関の審査区分です。税関が指定します。
 区分1:簡易審査扱い。輸出もしくは輸入(納税)申告
      後、書類審査も検査もなしで、許可になったことを示し
      ます。

 区分2:書類審査扱い。税関に通関書類を提出して審査で許可に
       なったことを示します。

 区分3:検査扱い。現物の税関検査を行って許可になったことを示します。

③品目番号(HSコード/税番/輸出入統計品目番号)
 関税率表に基づき、輸出入される物品の分類を表したコードです。
 6桁目までは世界共通の分類番号で、このコードを見ることでどのような物品かを理解できます。

④納税額合計
 今回の申告で納税すべき税額の合計額です。

主な取扱品目

繊維・一般機械・食品・酒類・化学品・一般雑貨・自動車・家具・リサイクル資源・プラスチック製品・重量物など。

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