【本社】 〒231-0023 横浜市中区山下町89番地6 プライムタワー横浜5F
【大阪営業所】 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3-11-10 心斎橋太陽ビル310
バン詰め・デバン・梱包・開梱作業など対応いたします。
港湾荷役作業は、物流サービスにおいてとても大事な仕事である一方で、一つのミスや油断が大きな事故につながる厳しい仕事でもあります。
長尺物や重量物をハンドリングし、最終的には数センチの調整が必要となるケースもあります。直近の事案では10メートルを超える巨大な業務用クリーニング機械。高さも3メートルを超えており海上輸送中の破損やダメージを防ぐ為に行う根止め作業やショーリング作業では安全基準を満たすギリギリまで、リン木と呼ばれる(商品を固定する為に使用する木材)を数センチ単位で調整を行いました。我々相広物流は、荷役作業を現場(荷役会社)に任せきりにすることなく、現場の流れや仕事を直接現場で学び、知識や経験を深めております。
現場からの信頼、作業の品質を満正しながら、同時にお客様の需要に答えられる方法をいつも考えております。
現場とお客様の架け橋になって
品質をたもちながらお客様にも満足していただく。
これが相広物流の考える現場主義です。
コンテナに貨物を詰めるバン詰め作業(バンニング)およびコンテナから貨物を取り出す作業(デバンニング)の対応が可能です。
・バンニング(バン詰め作業)……………… 貨物をコンテナに積める作業です。
・デバンニング(バン出し作業)………… 貨物をコンテナから出す作業です。
バン詰め作業では、フォークリフトで扱える商品は慎重にフォークリフトでコンテナ内部まで運びます(重量物等は大きいフォークリフトを使用する為コンテナ内部には入りません)。バン詰めの難しい貨物などは、事前に組んだコンテナ積み付け指示(バンプラン)にそって貨物を詰めていきます。
その後、輸送中に商品が動いたり横転することがないよう、木材で根止めをしたり、ワイヤーやラッシングベルトで固定します。この固定作業をショーリング(ラッシング)と呼びます。フォークリフトで扱えないバラ貨物やカートン貨物は手積みで作業します。
一方、デバン作業では、輸出地で施されたショーリング(ラッシング)やベルトを外します。フォークリフトで扱える商品の場合は、慎重にフォークリフトでコンテナ内部まで入り、商品を取り出します(重量物等は大きいフォークリフトを使用する為コンテナ内部には入りません)。フォークリフトで扱えないバラ貨物やカートン貨物は手下ろしで作業します。
木箱梱包、木枠梱包、バリア梱包、パレット梱包など対応いたします。
輸出する際には、一部を除き基本的に商品をハダカのままで(そのままの荷姿)で船(在来船、RORO船を除く)や飛行機に積みこむことは商品の破損やスペースの問題もあり難しいです。その為何らかの梱包をして輸出することになります。
FCL(コンテナ貨物)では海上輸送中に発生が予想される濡れ、湿気、破損等から商品を守る為梱包をします。また海上輸送に耐えられるように根止めやワイヤー掛けをして商品を固定し揺れや横転から商品を守ります。
LCL(小口貨物)では一つのコンテナに他の荷主の貨物と混載するため個々の貨物の保護や積み上げの必要性から、梱包がきちんとなされていないとCFS倉庫で商品を荷受けしてくれません。
また、木材梱包材を用いる場合には、梱包材も輸入国の植物検疫検査の対象となります。 海外からの病害虫が木材に付着している可能性があり国内に侵入することを防ぐ為です。多くの国が、木材梱包材に関する国際基準ISPM no.15「国際貿易における木材こん包材の規則」を採択しており、この基準をクリアし、消毒済みの証として承認マークが付されている梱包材を用いる必要があります。
木箱 | WOODEN CASE | 木材や板等で全体を隙間なく固め、密閉させた箱をつくり梱包します。
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すかし箱 (木枠) | CRATE | 木材を使用して、表面が網目状の箱をつくり梱包します。密閉箱とちがい、板と板の間に隙間があるためコスト的には安価ですが防護、防水性機能は低下します。 |
パレット | PALLET | カートンやバラ物もをパレットに積み上げ梱包用ラップなどで固定し梱包します。固定することでフォークリストでの作業が可能となります。パレットはプラスチック製、木製が主になります。 |
スキッド | SKID | 木製の腰下(スキッド)の上に荷物を積み、製品を固定して梱包します。製品のサイズに合わせて腰下を作成します。 |
バリア梱包 | BARRIER | 輸送中に製品の錆の発生をを防ぐためにおこなう内装です。梱包の種類に関わらず他の梱包とセットで使用することができます。製品をバリア材という湿気を通しにくい梱包素材で覆い、その後バリア内の空気を抜いて内部の水分を排出します。 |
ショーリング | SHORING | 貨物をコンテナ内で固定させるためにベルトを通したり、木材を使用して床に根止めをします。 |
海上輸送の貨物形態には、主にFCL貨物とLCL貨物があります。FCLとはFull Container Loadの略で、コンテナ1本を一荷主が借り切る形態を言います。一方、LCLとはLess than Container Loadの略で、コンテナ1本の中に複数荷主の貨物を合積みする形態を言います。一般的に、物量が多い場合や、他社貨物との合積みが難しい貨物などではFCLが選ばれ、逆に、物量が少ない場合はLCLが選ばれることが多いです。
●FCL: Full Container Load ………… コンテナ1本を一荷主が借り切る形態。物量が多い場合や、他社貨物との合積みが難しい貨物などの場合に選ばれることが多い。FCLとして取り扱われる貨物を「FCL貨物」と呼ぶ。「CY貨物」「フルコン」と呼ばれることもある。
●LCL: Less than Container Load ………… コンテナ1本の中に複数荷主の貨物を合積みする形態。物量が少ない場合に選ばれることが多い。LCLとして取り扱われる貨物を「LCL貨物」と呼ぶ。「CFS貨物」と呼ばれることもある。
●CY (Container Yard) ………… 船積み・船卸しを待つコンテナの蔵置・荷役場所。コンテナターミナルとも呼ばれる。
●CFS (Container Freight Station) ………… LCL貨物の蔵置・荷役場所。輸出の場合は、CFSで荷受けした複数荷主の貨物はここでコンテナに詰められ、コンテナ単位でCYへと搬入される。輸入の場合は、CYから実入りコンテナを搬出してこのCFSへ運び、コンテナからデバンしてそれぞれの荷主へ貨物を引き渡す。
特に、LCLの場合は、他社の貨物との合積みがあるため、注意が必要です。よくあるのが、NO MARK貨物 (シッピングマークの貼り忘れ) や、梱包不備です。FCLの場合はコンテナを借り切るため、貨物にシッピングマークが無くとも自社の貨物だと分かりますが、LCLの場合は、マークの記載がないと、どの荷主の貨物か不明となってしまうため、CFSで荷受けを拒否されることがあります。また、梱包不備 (パレットにしっかりラップが巻かれておらず、崩れそうになっている。潰れそうなカートン。バッグ物で破袋の恐れがある、など) の場合も、荷受け拒否になる可能性があります。